【オンライン診療 料金】はいくらかかる?初診料・システム利用料から配送料まで徹底解説

健康

オンライン診療は新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに急速に普及し、2021年6月末時点で医療機関全体の15.0%が導入しています。自宅や職場から医師の診察を受けられる便利なシステムですが、料金面で不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

スマートフォンやパソコンを使って行うオンライン診療は、通院の手間や待ち時間を削減できる画期的なサービスです。しかし「対面診療より高くなるのでは?」「保険は適用されるの?」といった疑問を持つ方も少なくありません。

この記事では、オンライン診療の料金体系について徹底解説します。基本料金から保険適用の条件、システム利用料や薬の配送料まで、知っておくべき情報をわかりやすくまとめました。オンライン診療の導入を検討している医療機関の方にも参考になる内容となっています。

オンライン診療の基本料金はどのくらいかかるの?

オンライン診療の基本料金は、対面診療とほぼ同等の水準に設定されています。具体的な金額は次のとおりです。

  • 初診料: 約2,510円(251点)
  • 再診料: 約730円(73点)

これらは2022年4月の診療報酬改定後の金額です。それ以前は初診料が約2,140円(214点)でしたが、オンライン診療を普及させるために料金改定が行われました。

重要なポイントとして、医療機関がこの料金を適用するためには、新しい施設基準の届出を行っている必要があります。そのため、医療機関によって初診料が異なる可能性があるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

また、基本料金に加えて、処方箋料として約280円(薬剤投与管理加算)または約680円(情報通信機器を用いた場合の処方箋料)が患者負担となります。

オンライン診療は、従来の対面診療とほぼ同じ診療報酬体系で運用されているため、極端に高額になることはありません。ただし、医療機関によっては独自の料金設定を行っている場合もありますので、受診前に料金体系を確認するとよいでしょう。

オンライン診療に健康保険は適用される?

オンライン診療でも健康保険は適用されます。対面診療と同様に、保険診療として扱われるため、一般的な自己負担割合(3割負担など)が適用されます。年齢や所得に応じて負担割合が1割や2割になるケースもあります。

ただし、重要な注意点として、全ての疾患や症状がオンライン診療の保険適用対象になるわけではありません。保険診療として認められているのは主に以下のような疾患です:

  • 内科(糖尿病や甲状腺障害など)
  • 消化器内科(胃潰瘍やアルコール性慢性膵炎など)
  • 呼吸器科(喘息や結核など)
  • 循環器科(心不全や不整脈など)

対面診療では保険が適用される疾患でも、オンライン診療では保険適用外となる場合があります。特に、初診の場合や状態が安定していない患者については、制限が設けられていることがあります。

また、保険適用のオンライン診療を受けるための条件として、一部の医療機関では「かかりつけ医であること」や「定期的な対面診療との組み合わせ」を求められる場合があります。

保険適用外のオンライン診療(自由診療)の場合は、医療機関ごとに料金が設定されており、一般的に3,000円〜4,000円程度が相場となっています。

健康保険の適用有無は医療費に大きく影響するため、受診前に医療機関に確認しておくことをおすすめします。

オンライン診療ではシステム利用料はどう設定されている?

オンライン診療の料金を考える上で見逃せないのがシステム利用料です。これは診察料とは別に発生する費用で、オンライン診療システムの利用に対して支払う料金です。

システム利用料の設定は医療機関によって異なりますが、大きく分けて以下の2つのパターンがあります:

  1. 医療機関負担: 多くの医療機関では、患者に余計な負担をかけないよう、システム利用料を医療機関側が負担しています。
  2. 患者負担: 一部の医療機関では、システム利用料を患者に請求するケースがあります。この場合、一般的には1,000円〜2,000円程度が相場となっています。

医療機関がシステム利用料を患者に請求する場合、これは「療養の給付と直接関係ないサービス等の費用」として扱われるため、事前に患者への説明と同意が必要とされています。

システム利用料以外にも、オンライン診療では以下のような費用が発生する可能性があります:

  • 決済手数料: クレジットカード決済などの手数料(3.5〜4%程度)
  • 処方箋料: 280円(薬剤投与管理加算)または680円(情報通信機器を用いた場合の処方箋料)

システム利用料の有無や金額は医療機関のウェブサイトなどで確認できることが多いですが、不明な場合は事前に問い合わせることをおすすめします。患者負担を少なくするために、「システム利用料無料」をアピールポイントとしている医療機関も増えています。

オンライン診療での薬の処方や配送にかかる料金は?

オンライン診療で処方された薬を受け取る際には、通常の診察料・処方箋料に加えて、薬の配送料が発生する場合があります。これはオンライン診療特有の費用として認識しておくべき重要なポイントです。

薬の受け取り方法とそれに伴う料金は、大きく分けて以下の3つのパターンがあります:

  1. 処方箋の電子的発行と薬局での受け取り:
    • 処方箋料: 280円(薬剤投与管理加算)または680円(情報通信機器を用いた場合)
    • 薬局に行く必要があるため、配送料は発生しませんが、移動の手間がかかります
  2. 処方箋の郵送と薬局での受け取り:
    • 処方箋料: 上記と同様
    • 処方箋の郵送料: 医療機関負担の場合が多いですが、一部は患者負担の場合もあります
  3. オンライン服薬指導と薬の配送:
    • 処方箋料: 上記と同様
    • オンライン服薬指導料: 保険適用で約430円(43点)
    • 薬の配送料: 500円〜1,000円程度(薬局によって異なる)

配送料については、無料にしている医療機関・薬局もあれば、実費を請求するところもあります。特に「SOKUYAKUサービス」などのオンライン服薬指導と連携したシステムでは、配送料を含めたパッケージ料金が設定されていることもあります。

また、オンライン診療で処方できる薬には制限があることも知っておくべきポイントです。例えば、睡眠薬や向精神薬、麻薬などの処方は原則としてオンライン診療では認められていません。

薬の受け取り方法と料金については、オンライン診療を受ける前に医療機関に確認しておくことで、予想外の費用負担を避けることができます。最近では、薬の配送料を無料にしている医療機関も増えており、患者の経済的負担を減らす取り組みが進んでいます。

オンライン診療と対面診療の料金差はどのくらい?

オンライン診療と対面診療の料金を比較すると、基本的な診療報酬はほぼ同等ですが、システム利用料や配送料などの追加費用によって実質的な負担額に差が生じる場合があります。

対面診療とオンライン診療の料金比較は以下のとおりです:

項目対面診療オンライン診療
初診料2,880円(288点)2,510円(251点)
再診料730円(73点)730円(73点)
処方箋料680円680円(情報通信機器利用時)
システム利用料なし0〜2,000円(医療機関による)
薬の配送料なし0〜1,000円(薬局による)

この比較から見えるように、オンライン診療の初診料は対面診療よりもやや安く設定されていますが、システム利用料や配送料が加わると、トータルコストではオンライン診療の方が高くなる可能性があります。

ただし、オンライン診療では通院のための交通費や時間的コストが削減できるという大きなメリットがあります。特に遠方に住んでいる方や、仕事で平日の通院が難しい方にとっては、交通費や休暇取得のコストを考慮すると、実質的にはオンライン診療の方が経済的である場合も多いでしょう。

また、医療機関によっては患者の負担を軽減するために、以下のような取り組みを行っているところもあります:

  • システム利用料を医療機関が負担
  • 配送料の無料化
  • 初診料・再診料の割引
  • 予約キャンセル費の無料化

オンライン診療の普及に伴い、料金体系も多様化しています。各医療機関のウェブサイトで料金情報を確認し、自分に合った医療機関を選ぶことが重要です。また、オンライン診療と対面診療を使い分けることで、より効率的かつ経済的な医療サービスの利用が可能になります。

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