ウミガメ放流会は、小亀たちを救うためには向かない?

生活

日中に行われるウミガメ放流会について、奄美海洋生物研究会の興克樹会長は、ほぼ死ぬ運命であるためやめるよう訴えている。卵からふ化したウミガメは24時間以内に沖まで出ないと生き残れないため、日中まで待って放流するとほとんどが餌食になるという。自治体も放流会を減らしており、代わりにウミガメ観察会を開催して問題点を伝えることで子どもたちに考えを深めてもらうようにしている。

小亀の放流は、一般的には幼稚園児が日中に行うものと思われがちですが、実際には夜中の方が適しています。夜間は、水温が下がることで岸に近づきやすくなったり、天敵が少なくなるため、小亀たちが海に旅立ちやすい環境が整います。さらに、放流前には、小亀たちの健康状態を確認するために、体温や体重、甲羅の硬さなどをチェックすることが重要です。

また、放流時間帯や卵の移設については、人間都合が介入している可能性があります。例えば、夜間の放流を行う場合でも、人間都合により昼間に行われることがあるかもしれません。卵の移設についても、保護のために人間が手を加えていることがあります。このような事情を考慮し、小亀たちが海に旅立つ前に、十分な時間をかけて健康状態の確認や、放流時期や移設方法の検討を行う必要があります。

このような注意事項を広く周知し、小亀の保護につながる取り組みを進めることが重要です。小亀たちが元気に育ち、海に旅立つ姿を見ることができるよう、私たち一人ひとりが責任を持ち、取り組んでいくことが求められます。

保護活動は、活動内容を知らせるためではなく、命を繋ぐために行われます。従って、生き延びるために何をすべきかを逆算し、誤りがあれば即座に訂正する必要があります。生命には、産まれてすぐにやらなければならないことがあります。理解しました。

屋久島で産卵場を見学に行きましたが、踏み入れるべきではないかなと思い、もう行かないかなと思っています。ただ、保護のためにはアンテナを張っておく必要があると思いますので、応援しています。石垣でも、ウミガメ保護の講師の方と話をしたことがありますが、手探りで行っていることが分かり、一生懸命さが伝わってきました。

生命によって、偏りがあることもあると思います。ベジタリアンでもなく、難しいですが、情報は必要ですね。

「人がウミガメを守る」という考え方よりも、「ミガメの生存を邪魔している人の行動を止める」という考え方のほうが良いのではないでしょうか。

ウミガメの放流式典は、ウミガメ本来の行動を邪魔していると考えられます。また、ウミガメの卵を掘り出して集中管理するのも、人が海岸で活動するのを邪魔するためだと思われます。それでも立ち入り禁止にできない場合は、一部だけでも囲って自然に海に出られるようにすることが望ましいと考えます。

ある日、水族館の近くを早朝に散歩していたところ、小さい亀をバケツに入れた人が浜辺で死んだ亀を仕分けていました。私が「どうしたんですか?」と聞くと、「早く放流したいんですけど、スタッフが遅れていて。」と答えました。しかし、その間に亀たちはどんどん衰弱していき、当時はとても暑い日だったため、状況は謎めいていました。残念ながら、あの子たちは全滅したのではないかと思われます。

ウミガメではなく、アユなどの魚類の放流も実は無意味であるか、逆に数を減らしてしまう結果になると言われています。アユなどの放流の場合、食物連鎖の底辺の数を増やさないまま中間を増やしても、中間の生き物を養う底辺の存在がいないため自然とバランスが取られず、増えないか、逆に底辺の数を減らして全体の数が減ってしまう結果になるとされています。

そういった研究成果がたくさん実証されてきても、一向に減らない生物の放流。生物や水産資源保護の活動を名目にお金を意地汚く稼ごうという連中を減らす方法こそあればいいのになぁ。

数十年前は、浜に産み落とされた卵が人間や動物に掘り起こされて全滅するという事態がテレビで報道され、それから保護活動が始まったと思います。

そろそろ孵化するかな?というタイミングになったら、元の場所に埋め直して見守った方が良さそうですね。

夜に孵化して海を目指すということは、地面が温められている日中は孵化せず、地表温度が冷えた夜に孵化するのでしょうから、卵の中で寒暖の差を感じつつ、夜になるタイミングをDNAに刻まれた本能で判断しているのかな?

子供たちに素晴らしい体験をさせたい気持ちは分かりますが、それが自然の生態系を人間の都合で崩すことになることも忘れずに考える必要があります。

確かに、魚を一匹とっても昼と夜では活動する種類が変わってきます。 専門家の意見は耳を傾けるべき大切な警告だと思います。

誰が悪いということではなく、こういう事実を伝えることが大切なのだと思います。本来は自然のままが良いのですが、人間の手によってウミガメの産卵場所が荒らされたりもあるため、なんとかしたいという想いが実るようにしていくことが大切です。

まあ普通に考えればそうだと思います。例えば、都心や街中では日中に鳥が空を飛んでいますが、夜間は四六時中街灯が点灯している場所以外は夜行性の鳥以外は飛んでいません。外も、この季節には夏日で気温が高くなる日があり、地面が熱され熱くなる日があります。夏場の真っ只中に飼い主に連れられて散歩している犬やネコを見かけることもありますが、地表は凄い暑さです。都心でひょんなことで産まれたオタマジャクシがカエルになり、水場から出たらアスファルトやコンクリートだったためカピカピに干物になっているのをたまに見かけます。昼間にカメの放流は魚や海鳥に餌をやっているということになりますが、ウミガメが産卵に来る場所が海水浴場が多いため、卵を保護する観点から始まったのだと思います。ただ、この手の活動を見直す時期なのかもしれませんね。

ウミガメ放流会は、ウミガメのためではなく、その会の存在をアピールするためにやっている会だと思います。ウミガメの生体などをちゃんと理解していれば、深夜に放流するべきです。「こんな素晴らしいことをしているんですよ」とアピールしたいがために、日中に放流しているようにも思えます。卵だって本来はそのまま孵化させればいいものを、保護を名目に産卵後に片っ端から掘り起こしていないかなと思います。人間の自己満足のために自然の中で営まれる生態系に介入しないほうが良いです。

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