奨学金の返済義務について

生活

奨学金は、学費の負担を軽減し、学びを得ようとする多くの学生にとって、教育を受ける機会を提供する希望です。しかし、お金を「借りる」ため、貸付期間が終了した後には、当然ながら返済を行わなければなりません。もし返済を滞らせてしまった場合、どうなるのでしょうか。

私は日本学生支援機構の奨学金を15年かけて月々15,000円の返済で完済しました。返済額が生活費を圧迫することを避けるため、私は返済した後の生活費で生活しました。当時、返済は口座振替で行われ、毎月、強制的に口座から返済額が引き落とされましたが、口座の残高が0にならない限り、滞納にはなりませんでした。

もちろん、残った金額での生活は大変でしたが、自分はタバコも吸わないし、お酒も付き合い程度だったので、駅から遠い家賃の安い古いアパートで節約しながら返済しました。返済できない人の記事ばかり目にすると、返済できない人ばかりの印象を持ちがちですが、実際には返済できている人の方が多いはずです。同じくらいの収入で返済している人と比較する記事も見てみたいです。

どう考えても、返済は可能ですが、返済する意思があるかどうかにかかっています。先に支払いをして、残りのお金で生活することができます。残金で支払うことを考えるのはおかしい発想です。また、関東圏の私立校に通うことができるのに、お金がない場合、田舎の国立校に通うこともできます。見通しが甘い親子です。子供が生まれたら、18歳になるまでに200〜300万円の学資保険に加入し、子供手当を受け取ることができれば、200万円も手に入ります。高校3年生になってからなぜお金の準備を始める必要があるのでしょうか。

月に6万4千円を受け取る恩恵を受けたにもかかわらず、社会人になって月1万5千円の返済ができずにいるのは、金を借りることを軽んじているとしか思えません。借金がある場合、職場が合わないと言っている場合ではありません。

職場が合わず、転職を数回行い、その度に給与は下がっていきました。現在の手取りは月におよそ20万円で、家賃や生活費を差し引くとほとんど手元には残りません。

しかし、そんなの普通の銀行で借りていたとしても通用しない言い訳ですよ。

また、奨学金を返済しなければならないのに、「職場が合わずに転職を繰り返す」というのは何も考えていないのと同じです。

借りたものは必ず返すという気持ちがあるなら、仕事に不満があろうが、所得が低くて合わないからと転職し、収入が減ることを選択した時点で、「返すつもりはない」と判断されて当然です。

都内の一人暮らしで、家賃は7万円、水道光熱費は1.5万円、通信費は0.5万円、交通費は1万円です。食費が3万円、医療費(積立)が1万円、生活備品に1万円、普通にこれだけで生活できます。あとの5万円は何に使っているのでしょうか?自分へのご褒美でしょうか?

名前も聞いたことがない私立大学に奨学金で入学し、中小企業にしか入れない頭脳と、転職を繰り返して逃げて甘えの精神で32歳まで生きてきたのでしょうか。自分の意志で借りた奨学金のせいで、生活が立ち行かなくなってしまったのでしょうか。被害者面をせずに、安っぽいプライドと実際に安い年収をどうにかした方が良いのではないでしょうか?まぁ、無理かもしれませんが笑

返済が苦しくなって猶予や減額の制度を利用するのも一つの手段ですが、在学中から経済的に厳しいことがわかっているなら、就職段階で奨学金返還支援(代理返還)制度がある企業を選んでおくことも重要だと思います。

教育は費用対効果が重要です。進学により将来の年収はどのくらい変わる見込みなのか?損益分岐点は何年後なのか?具体的にシミュレーションして検証してみるべきです。目指す職業によっては、学歴不問の実力主義だったり、実務経験が優先されるケースもあります。費やした教育費は稼いで取り戻す覚悟が必要です。

借りたものは返さないと不公平ですよね。生活を切り詰めて返済している方もたくさんいます。奨学金があるから大丈夫と安易に考えていませんか?先生は返済義務がなくなるから余計に軽く考えていそうですが、奨学金(借金)は借金です。高校でもきちんと指導する方が良いと思います。これまで頑張って返済してきた方が報われない援助はすべきではありません。

確かに、借りたものは返さなければいけません。基本的にはローンなのですから。

ただし、貸す側もはっきり言って「奨学金」という言葉は使ってはいけません。奨学金(scholarship)を返済しなければいけない国は、日本ぐらいです。他の国では、この種のお金は学生ローン(student loan)と言われます。

かつて「scholarshipの返済で大変なんだ」とアメリカ人に言ったら、首をかしげられたので、説明が大変でした。

「学生ローン」と言えば、学生も安易に借りることもなくなり、返済が当たり前と思うようになるでしょう。

手取り20万で1.5万の返済なら、首都圏でも工夫すれば返せると思います。独身なら身軽だし、副業もできる。気持ちの問題だと思います。

ただ、生まれた家庭によって金融リテラシーの格差があるのは事実だと思います。そもそも猶予の制度があることや、返せなくなったときにしかるべき機関に相談することが思いつかない時点で、おそらくご両親か金融リテラシーの低い方だと予想できます。そのあたりは同情します。子供は親を選べないので。しかし親のせいにできる年齢でもないので、まずはお金の知識を増やし、自分の力で幸せになって欲しいと思います。

私自身も月3.2万の奨学金を返済しています。現在は主人の転勤でパートタイムで働いていますが、自分で返済することを決め、主人に返済を頼むつもりはありませんでした。自分の力で返済することを意固地に決めていました。

不思議なのは、お金が足りなくて奨学金を借りなくてはいけないのに、私立大学に通うことです。私は家庭の経済状況が余裕がなかったため、国立大学での進学を選択しました。共通一次試験の点数から安全に合格するため、学部ランクを下げました。その結果、奨学金を借りずに卒業することができました。しかし、高校3年生の時点で経済状況を考慮して志望校を選択することができないと、将来に絶望的な状況に陥る可能性があるのではないでしょうか?

奨学金1.5万円を返せないのは、本人の覚悟のなさが原因だと感じます。猶予措置も取れるのに、滞納してブラックリスト入りなんて何も考えていないのでしょうね。こういう自分に甘く低く流れる学生は、実家を出ずに親にフォローしてもらった方が安全です。実家に帰った方がいいですよ。

「奨学金」という名称をやめた方がいいと思います。最近やっと給付型が出てきましたが、世帯年収などのハードルもあるうえに申請も煩雑です。給付型以外の奨学金は、それが無利子であっても借金です。奨学金などというありがたい名称は廃止して、大学進学ローンとでもした方が、借りる側にも覚悟ができるのではないでしょうか。

異次元の少子化対策というなら、この奨学金を何とかすべきだと思いますよ。 親の収入が少ないと、子供は返済不要とか、無利子だとか、親と子供の将来の返済能力は全く関係ないでしょう。逆に普通の収入の親だと、子供は有利子の返済義務がある。その違いは何? あと、中国人留学生とかは、学費のみならず、家賃、生活費まで日本の国が出してあげてるとか。 そんな不公平な制度なら、全員、大学授業料を無償化すれば良い。借金など背負っていないまっさらな状態で社会に出れるように。そうすれば、若者の晩婚化、未婚化も改善されると思う。また、子供を作っても、子育ての中で最も金がかかる大学進学への金銭的な不安も軽減される。少子化の原因の一端は、ここがスタートだと思います。

若者は、都心に来て大学を卒業したら、地元よりも給料が高くなると夢を抱いていたかもしれません。しかし現実は、大企業に就職しないと高い給料を得ることはできません。中小企業では給料が安く、有給休暇を取ることも難しく、ボーナスももらえないことがあります。また地元や地元近くに住むことで家賃を節約することができ、親元で働くことで貯金を増やすこともできます。

月々の返済額が15,000円と確定しているため、手取り20万円ではなく手取り185,000円と考える必要があります。一人暮らしの場合、家賃が80,000円とすると残りは10万円になります。このため、返済のために生活が困難になる可能性はあるので注意が必要です。

借金は返済することが当然ですが、自分自身がそう感じるのは当然のことです。

この青年が奨学金を返済できない貧困の原因は、〝転職〟とされていますが、何が原因で何度も繰り返しているのかは書かれていません。幻冬舎はこの点を深掘りする必要があります。記事は、この点をスルーして、奨学金の返済が何とかならないのかという論調を張っていますが、これはピント外れです。

金を貸す側からすれば、返済金の回収は死活問題です。友人に貸すと人間関係が破綻し、サラ金なら潰れてしまいます。幻冬舎は、貸す側が公共性のある機関であるから何とかなるという甘い幻想を持って記事を書いています。もう少し大人の記事を書くべきです。

手取り20万円で、1万5千円の返済ができないというのは、むしろ何ででしょうか?ボーナスもあるので、生活費をしっかり管理すれば、むしろ毎月少し貯金できるレベルです。私の身の回りには、ボーナスなしで手取り20万円でも、毎月ちゃんと貯金している人もいます。

40歳まで着実に積み上げ、準富裕層(5000万円)に到達し、現在42歳で6500万円の資産を築いています(子供の学費については別途1000万円を確保済み)。個人年収は約950万円、世帯年収は1100万円と平凡ですが、目標は50歳までに1億円の資産形成を達成することです。前進あるのみです。

ありがたいことに、自分は第一種で申請が通ったので返済も楽でした。それでも初年度は手取りが18しかなかったため、ボーナスを全額返済に当てるくらいはしました。

重荷であることは否定しませんが、自分なりにできることはちゃんとやってから泣き言を言うべきです。

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